新しいものなんて基本的にない
新しいものなんて基本的にない
これって学生時代に思った。
iPhoneだって革新的なマシンに思えるけど、全然そうじゃない。
AppStoreはiモードの真似、スマートフォンはW-ZERO3や、それ以外もあった。
ここまで爆発的に普及したのは革新的だと思う。
学生時代の時に某メーカーのおっさんが「別にiPhone自体は新しくないよね、PDAだったらニュートンもあったし…」って言ってたのを思い出した。
同じような話をiPodでも聞いたな、あぁ違う、アレだ。
「iPodは音質は全然よくないけど、めっちゃ市場に受け入れられた」ってやつや。
これは音響技術者さんの人に聞いた話。
まぁ、世の中の製品が……とかの話はどうでも良い。
昔はTVゲームとかそういうのが好きだった。
ある時にTVゲームを教育領域で活用したら面白んじゃないか?って思いついた。
自分の中ではコレって超新しい!!って思ったんだけど、その時に既にあったんだよね。
“シリアスゲーム”っていうもので、なんとなしに観に行った講演会で存在を知った。
藤本徹さんって方が日本人では精力的に研究してて、講演者として来てた。
当時はアメリカの大学で研究してるってことだけど、今は東大で活動してるらしい。
シリアスゲームについてはSerious Games Japanを見たら良いのかな。
Wikipediaでも良いだろうけどね。
大学の研究だってそう。大学の研究って新規性が求められるけど、新規性の有無は既存の研究を調査する必要がある。ふつーの大学学部生レベルでの知識とアイディアだと、新規性って見出すことはけっこう難しい、ググるうえでの語彙の選択もむつかしい。
まぁ既存研究のサーベイも含めて大学での学びなんだと思うけどね。
新しいことやろう!!って思いついても大体が既に世の中にあったり、かつて存在していたことがほとんどだと思うんだ、だから新しいものってほとんどない。
でも、自分自身にとっては新しいのだから“新しい”って良いと思う。
オレ何が言いたいんだろうなぁ…まったく。