思考のごみばこ

日々のこと、思いついたこと、考えたこと、取留めなく綴る

組織力( 個々の力 × 行動 ×人数 = 結果 + やる気 +経験知 )

昔に携わってスグ辞めたプロジェクトについてをちょっと書いてみる.

大学側が募集したとあるプロジェクトに参加したときのこと.

そのプロジェクトは,大学のあることを良くするために設立されたプロジェクト団体.

3つのトピックに分かれたパートに学生が振り分けられ,協働し,最終的に大学側に提案するというもの.

3つのパートのうち,2つのパートに希望を出した.

大学事務から連絡が着て,希望のパートとは,違うところへ入ってくれと言われたため,承諾した.

プロジェクトが開始されて,第一回の集まり,リーダーを決めるということになった.

「ぼくは自治の人間なんでルール上無理です」,「ぼくは年少なんでリーダーなんて無理です」とかく理由を付けて,みんなリーダーをやりたがらない.

仕方がなく,リーダーをやることになった.

リーダーが決まって,さぁ議論を始める.

メンバーが「ぼくらのパートって難しいですよね…」,「よくわからないですよね…」と始まりから言い出す.

「????,何か難しいとわかる結論が出たっけ?,てかまだ何も話していないのでは?」

そんな感じで第一回の集まり終了.

次の集まりの日,リーダーというのもあり,何かしらの指針を決めた資料を準備して会議室へ.

始まる時間に誰もいない.

45分ぐらい経ってから数人来る.

謝りの言葉無し.

ジェネレーションギャップなのかな?っと思い,ここでイロイロ言ったところで会議の雰囲気が悪くなるため,何も言わずに進める.

会議終了.

その後目立った集まりも出来ず….

パートリーダー会議に参加.

各パートの進捗や状況を共有する.

他のパートに比べて明らかに進みが悪いことがわかる.

原因が何かを見てみると,パワーバランスが悪いことがわかった.

つまり,構成員.

他のパートは,B4・B3がチラホラいるのに対して,僕のパートだけはM1であるボクを除いてB2・B1しかいないことがわかった.

これは他と比べられるのはちょっと…という感じだった.

何より,B4・B3とB2・B1とでは,大学に対しての思い入れ,経験が違う.

「残りの学生生活で何が出来るか?」と「これからの学生生活で何をしようか?」という違いもある.

ヒドイ言い方をすれば,B1・B2は,オモシロくないと思えば,何も言わず(あるいは何か適当な理由を付けて)辞めることが経験的にわかっている.

そして,若さを理由に無責任になることが多い.

B3・B4は違う.

残りの学生生活を如何に有意義するか?を野心に燃えていたりする.

何より,サークルやアルバイトで醸造された責任感を持ってたりする.

その後,ボクのパートは全く機能しなくなった.

メールの返事をしない.平気で遅刻する.謝らない.無断欠席する.

やる気が無いなら,初めからやらなかったら良かったのでは?

蓋を開けて嫌になったら,その段階で辞めれば良かったと思う.

中途半端な正義感や義理感を持ってズルズルと名前を連ね,何もアクションをしないならなおのこと.

組織が機能しない以上ボクが辞めるしか方法がなかったし,他のメンバーもただ待っているだけ,自分から主体的に動いてくれない人々と活動をするのは僕自身の時間が無駄なので,辞めることにした.

ちゃんと事務の人に話を付けて,手続き的に段階を経て辞めた.

メンバーがボクを合わせて5人居たけど,その内2人は無断で辞めてたらしい.

まぁ学生なんて最悪の場合,無責任の集合愚である.

やる気とはアウトプットの数,アウトプットを出すために具体的にアクションを起こすことだと思う.

結局,「出来ない」,「難しい」,「よくわからない」と言葉を並べ立てた始まりから,組織は終わりを迎えていたような気がする.

始まりが終わりって….

アクションを起こすことの重要性.

結果とは,アクションを起こし,アウトプットの数で生まれるものである.

タイトルから大きくかけ離れたテキストだけど,この失敗経験の記録から汲み取っていただけたら幸いである.

組織論について門外漢が読むなら『失敗を活かす仕事術』とか参考になるかもね.

失敗を生かす仕事術 (講談社現代新書)

失敗を生かす仕事術 (講談社現代新書)

あと今調べて気になった本が『組織を強くする技術の伝え方』

組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書)

組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書)

同じ、畑村洋太郎センセーの本。

畑村センセーは失敗学の提唱者の一人。

2つ目の本は、ナレッジマネジメントの本っぽい。

ナレッジマネジメント野中郁次郎センセーが有名。